#相模原給食アクション 2024/2 給食センターの付加機能を求めよう

相模原市の中学校給食改革は、市民や有識者等で構成される「学校給食あり方検討委員会」(以下、検討委員会)と、市長や教育長、担当部局の職員等で構成される「学校給食改革本部」(以下、改革本部)、2つの機関で協議されています。

検討委員会は昨年7月に最終答申を提出し、その役割を終えましたが、改革本部はまだ継続しており、給食センターの建設地や建設手法などについての協議をしています。

検討委員会と改革本部、どちらも市のホームページで会議録が公開されています。

10月30日に開かれた改革本部の会議録が先日公開されたので見てみてびっくり。


給食センター建設事業者に求める要求水準の中に

※南部については、食育等のための多目的室を設置

とあります。

え?南部だけ?北部は?という疑問は改革本部会議でも出ていたようです。

(緑区長)南部には食育機能があるが、北部はどのように食育を行うのか。
(学校給食課長)南部は、北部の対象校からもバス等で来所することを想定している。また、調理風景等を動画配信ができる機能等を備えることを予定しており、学校で視聴可能な形にしていきたい。
(緑区長)北部には食育機能を付加せず、南部で市域を網羅するという考え方でよろしいか。

(学校給食課長)お見込みのとおり。

(奈良副市長)食育等のための施設としての多目的室だとすれば、なぜ南部と北部を分けるのか。設置しない場合、北部に係る住民に理解を得るべきである。


相模原市は広いです。緑区の中学校から南部給食センターまでは車で1時間以上かかります。そのため、給食センターも2カ所整備することになったはずです。給食実施の目的には当然「食育」も含まれています。それなのになぜ、「北部には設置しなくてもいい」という考えに至ってしまったのでしょうか。


検討委員会から提出された答申でも食育を充実させる体制の整備が求められています。


学校給食設備整備方針でも「食育との連携」が両センターに想定されています。

これまでの検討や策定された方針を無視して片方の給食センターには食育機能を付加しないことがいつの間にか決まっていました。

相模原市は新たにできる給食センターでどのような食育機能を想定しているのでしょうか。

お隣、八王子には4カ所の給食センターがあり、その全てに「はちっこルーム」という試食や調理ができる多目的室が整備されています。以前もこのブログで取り上げてきましたが、はちっこルームでは一般の方向けの試食会を月に数回開催しています。市内外の方に八王子の給食や食育についてアピールすることができます。


2024年度から順次センター方式の中学校給食が開始する町田市は、給食センターを「食の健康づくり拠点」と位置付けて、地域の様々な団体や他業種と連携して食育・健康づくりを行うための多目的ルームが整備される予定です。

まちだの中学校給食センター計画より↓

このように、給食センターは「まちの財産」として活用することができますが、ただ給食を調理して学校へ配送するだけでは「財産」にはなり得ません。

相模原市が作ろうとしている北部給食センターは「財産」になりそうでしょうか。

北部給食センターは、旧相模原総合高校跡地に建設予定です。

「高校生が行き来していたまちに給食センターができてトラックだけが通るようになった」

こんな跡地活用でいいのでしょうか。


そこで今月の #相模原給食アクション は

北部給食センターにも付加機能を求めよう

というアクションを提案します。

例えば・・・


  • 食育機能は2つのセンター両方に付加してください。
  • 北部は防災に特化した機能を持たせてはどうか。
  • 子どもの居場所となるような部屋を設けてほしい。


このような意見を学校給食課へ送ってください。

意見を送ったら #相模原給食アクション のタグをつけてSNS等に投稿してくださいね。

相模原市の新たな財産を一緒に作りましょう!

0コメント

  • 1000 / 1000