#相模原給食アクション 2022/10 会議録を読もう

現在、中学校給食の実施方式等について議論がされている「相模原市学校給食あり方検討委員会」。第2回までのレポートを以前、ブログにまとめました。

ブログを書いた時点では、第2回の会議録は公開されていませんでしたが、現在は公開されています。

少し長くて大変かもしれませんが、今月はこの会議録を読むことを1つ目のアクションとしたいと思います。

相模原市の今後の中学校給食について、どのように議論されているのか、ぜひ皆さんにも知っていただきたいのです。そして、会議録を読んでの感想、これから始まる中学校給食に求めること等を市などに伝える。これが2つ目のアクション。


というのも、10月6日に実施された第3回の検討委員会では『藤野中学校の給食について』が議題の一つだったのですが、そのことを話す中で「藤野中の生徒や保護者、近隣に住む方の意見を聞いて決めたい」という発言が複数の委員から出たのです。しかし、その意見がどう反映されるのかはまだ不明。

なにしろ、「早期(に全ての中学校で一斉に全員喫食の給食の実施完了)実現」を目標に進んでいる検討委員会。今のところ、給食の方式について学校が設置されている地域の方の声を聞く時間を設けることはスケジュールに組まれていません。

そして、生徒や保護者の皆さんの意見を聞いて欲しいというのは藤野中に限ったことではありません。検討委員会で示されている資料には、市内には自校方式が可能な中学校が2校あります。しかし、その2校も駐車場が減ることや、今後の生徒数の増減への対応が困難であること等を理由に自校方式の給食を導入しない方向で話が進んでいます。親子方式の検討も本当に十分になされたとは受け取りにくい情報しか検討委員会では示されていません。


2021年に実施したアンケートでは「小学校の給食」を望む声が多くありました。市は「全員で毎日同じ温かい給⾷を⾷べること」を「小学校の給食」としているようですが、現在の相模原市の「小学校の給食」って、自校方式がほとんどです。学校の中に給食室があることを想定して「小学校の給食」を選択した方も少なくないはずです。生徒や保護者の皆さんは給食に「全員で毎日同じ温かい給⾷を⾷べること」だけを求めているのでしょうか。それとも、「学校内に給食室がある小学校と同じような給食」を求めているのでしょうか。

その確認なしに、「センター方式」のみで落ち着くような議論になっていることに私たちは疑問を感じています。

ですので、多くの方に会議録に目を通していただき、検討の内容と流れに着目していただきたいのです。


さて、話題になっている藤野中学校。

市内とはいえ、やはり近くて遠い藤野地区。

どんなところなのか知りたくて、先日はぐるっと篠原お散歩展(ぐるしの)にも行きました。そして、藤野中学校についても調べてみると、学校だより(令和4年9月)にこんな情報が。


4月に実施された「全国学力・学習状況調査」の生徒質問欄において表の結果が見られました。生徒の地域に対する愛着は全国・県平均を上回っています。研修の成果を生かし、生徒とともに藤野を大切にしながら教育活動を邁進していきます。

全国、県の数字は記されているけど、相模原市は?と思い、市のHPを確認したところ、今現在令和3年度版を見ることが出来ますが、令和4年度版を知りたかったので、担当課の方に教えて頂きました。なお「国立教育政策研究所」からもデータを見ることが出来ます。それに藤野中学校の結果を入れてグラフにしてみました。

右端の藤野中学校が群を抜いて高くなっており、地域に対する愛着は全国・県そして市平均も大きく上回っている事がわかりました。
そして教職員の方々も地域研修会「藤野PRIDE!」に取り組み、その愛着の形成に努めている事もわかりました。

以前からなんとなくですが、「藤野はシビックプライドが高そうだな」とは思っていましたが、こうやって数値をグラフにして見ると改めて「やはりそうなのか!」と納得がいきます。これだけシビックプライドの高い藤野の皆さん。市には藤野中学校の給食の方式について藤野地域への情報の共有、複数選択肢がある事の伝達、そして丁寧に地域の方の意見の聞き取りをした上での給食の検討をお願いしたいと思います。

そしてこのブログを読んでくださっている皆さんには、①会議録を読んで頂き、②会議録を読んでの感想や中学校給食に望む方式等を市や学校、検討委員会に参加している有識者の方々に意見を送っていただきたいです。

あり方検討委員会で作成される中間答申は11月に市に提出される予定です。その答申を受けて、中学校給食の調理場建設が具体的に進みます。つまり、大規模センター2箇所で動き出してしまいます。それまでに予定されている検討委員会は残すところ10月31日の第4回を残すのみ。中間答申が完成してしまう前に、意見を伝えるアクションして頂けたら嬉しいです。


地域の行事に参加することとシビックプライドの高さは相関していることを藤野中が示してくれています。意見を言うことも市の行事に参加しているのと同じようなもの。どんどん、参加していきましょう!

そして、「会議録読んだよ!」「意見送ったよ!」と言う内容をぜひ、SNS等で投稿してください。あなたの行動していることを知った誰かが新たな行動を始めるきっかけになるかもしれません。投稿の際には #相模原給食アクション のタグを付けるのをお忘れなく!

0コメント

  • 1000 / 1000