はちっこキッチンフェスタin給食センター元横山レポ

秋はイベントが沢山ありますね。15日はこちら↓へ、会の2人+子1人で行ってきました。

駅から歩いて15分ほどの住宅街の中にあるセンターです。向かう途中もフェスタへ向かう親子連れを何組も見かけました。
着いたらまずは早速二階へ上がってみました。

↓まずは“野菜絵合わせ”をやってみました。八王子の給食で使われる地場野菜の同じ物を2枚出せたらOK!「来年はもしかしたら、給食で使うとうもろこしの皮剥きができるかもしれないね」と、八王子の食育のお話も交えて説明をしてくれました。(相模原市民なんです、とは言えずにすみません・・・)

↓次は“はっちくん3色を完成させよう!”へ。色選び。赤(血や肉になる)、黄色(働く力になる)、緑(体の調子を整える)に分けます。じゃがいもがちょっと難しかったみたいです。

はっちくんは、八王子市の食育キャラクター。職員さんのエプロンにも3色のはっちくんがプリントされていました。

ちなみに、相模原の食育キャラクターをみなさんはご存知ですか?(答えはこちら→🔗


その後大人2人は血管年齢を測ってもらいました。結果は‥実年齢より5〜8歳下でホッとしました。「このまま健康的な食生活を続けてくださいね〜」と優しいお言葉をいただきました。


次は奥の“はちっこルーム”(会議室)へ移動。室内にある大きなガラス窓から1階の煮炊き調理室が見えると聞いて急いで中に入り窓に張り付き見学させていただきました。

吹き抜けからは6つの回転釜が見えます。このイベントで提供されているミートソースとカレーを作っている最中でした。一つの釜で800人分の調理が可能だそうです。このセンターでは約2500人分の給食を作る事が出来るそうです。

給食センター元横山では、約2500食の給食を作り、第一中、第五中、ひよどり山中、石川中、打越中の5校に届けます。


この部屋で食事をしながら給食センター紹介動画が見られることがわかり、食券を買うために一旦外に出ることに。八王子の観光PRキャラクターの“はっちお〜じ”くんがいたので、写真を一緒に撮っちゃいました。撮影時の掛け声は「はい、チーズ!」ではなく「はっちお〜じ!」でした笑。

食券を買って(中学生以下は無料)会議室に戻り、カレーを食べながら紹介動画をみました。

給食を作っている様子や小学生の食事風景、中学生のおかわりじゃんけんの様子などなど。八王子の中学生が「調理員さんおいしい給食ありがとうございます!」と言っているのを聞いた息子(小2)が「おいしい給食?当たり前じゃんね。」と言っているのを聞いて、なんだか考えさせられました。相模原の給食のあり方検討委員会が開かれている今、デリバリー給食を食べている子どもたち、令和8年内に全員喫食の給食になる子どもたち、そして保護者や市民のためにもよりよい給食になる様に何が出来るかを考えて行動していこうと改めて決意をしました。そんな事を思いながら食べ終わり、また外へ出ると、また別のキャラクターが!クルリくんです。

タベスケをキャラクターの名前と勘違いしてる方もいましたが、タベスケHACHIOJIとは、食品ロスを削減し、お店のPRや収益確保につながるHPを利用したマッチングサービスだそうです。ブースでは市の職員さんがタベスケについて詳しく説明してくださり、クリアファイルもいただきました。市外の方も登録できるそうなので、八王子に立ち寄る機会のある方は登録してみてもいいのでは?

クルリくんを横目に災害用の移動式釜を使った、混ぜ体験をしました。大きなおたまやホイッパーは「(意外と)軽い!」一番重かったのは樹脂製のヘラでした。気に入った様でしばらく混ぜていたので、その間に聞いてみると、この釜は500人分の物で、外のガスに直接接続して煮炊きが出来るようになっており、災害時の炊き出しに利用出来るとの事でした。

↑把手と車輪がついていて、手で移動させることができます。

移動式釜に繋いで使うガスタンク↓

防災に関する展示も。

災害時には、給食センターの調理員さんが炊き出し用の食事を調理し、避難所へトラックで届けるそうです。調理業務委託契約に災害時の調理も含まれているとのことでした。自校方式の調理場のある小学校では、小学校で調理、炊き出しが可能とのこと。防災の面でもやはり給食調理場は近くにあった方がいいな、と感じました。


こちらは八王子産の野菜の直売コーナー。食育コーナーの絵合わせにあったナスやカブが販売されていたので、「あ!さっきの!」と思うお子さんもいたのではないでしょうか。

それにしても、使用している野菜の30%が地場産物とはさすがです。( 文科省「令和3年度学校給食における地場産物・国産食材の使用状況調査」によると2021年の東京都の地場産物使用割合は6.8%)

何か買い物をしたかったのですが、帰りの荷物の重さを考え今回は泣く泣く諦めることに・・・。


全てのブースを見て思ったことは。

やっぱり給食調理場って、市民の財産だ

ということ。

というのも、住宅街の中に位置する元横山の給食センター。おそらく全国的に珍しい立地だと思います。建設にあたっては、近隣住民への説明等も事細かになされたことが想像できます(市ホームページによると2回開催)。さらに建設中は進捗状況をホームページで公開しています。職員が市民の皆さんに理解をしてもらうための努力を重ねてきたことが感じられます。さらに今回のイベントでも市民と職員が直接触れ合うことができたことにより、市への信頼にもつながったのではないでしょうか。

参加していた職員さんも、給食・食育に関する担当課、教育委員会だけではなく、防災担当課、フードロス担当課、農産物担当課、とさまざまな部局が一緒になってイベントを作り上げている様子が伺えました。

飲食物の販売は、カレーもスパゲティも150円、中学生以下は無料。会議室でみんなで食べられました。その光景から、子ども食堂のように利用することもできそうだな、ということも感じました。

私たちはこれまでも、給食調理場は子どもだけのための施設ではなく、まちの財産ともなり得る公共施設であると考えていましたが、それを実践している姿を直接目にして、その考えは間違えではなかったと確信しました。


八王子市の皆さん、楽しい時間と、深い経験と学びをありがとうございました。

11月12日に元八王子でもフェスタが開催されます。予約なし、どなたでも参加可能です。


《おまけ》

はちっこフェスタの帰りに、八王子名物の都まんじゅうを買いました。そのまま電車に乗るつもりでしたが、駅ビルではご当地パン祭りが開催されていて、ついつい予定外の買い物をしてしまいました。給食センターがあることで、市外からお金を落としてもらうこともできるってことですね。

0コメント

  • 1000 / 1000