#相模原給食アクション 2025/01 子どもの居場所について考えよう

だいぶ遅くなりましたが、2025年最初の投稿です。

あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


さて、今年最初の #相模原給食アクション ですが、今年はいよいよ新たな給食センター建設が始まります。(スケジュール的には12月から設計が始まっているものと思われます)

新たな給食センターには食育施設としても活用できるような「付加機能」を付けることが学校給食あり方検討委員会からの答申に記されていました。しかし、蓋を開けてみると、食育施設として活用できる「多目的室」や「見学スペース」が作られるのは南部のみということが答申提出からわずか3ヶ月後に庁内会議で決定していたことが昨年判明しました。

それを受けて昨年2月に以下の記事を書きました。

余談ですが、この記事を書いた後に北部に食育機能を持たせないことについて、市長に直接確認したところ「地域から要望がなかった」という回答をいただきました。


現在、相模原市は9件のパブリックコメントを受付中です(締め切りは21日)。

先月の給食アクションでも紹介した通り、今年は子ども、子育て、若者を応援する内容のパブコメが2件もあり、「子育てするなら相模原」の実現に向け、力を注いでいることが見て取れます。

この二つの案に関しては、子どもたちからの意見も集めていて、小中学校にもワークショップをしにいく力の入れよう。

でもね。

先月のアクションを書いている時からもやもやと考えているのですが、「子どもの居場所」ってなんなんでしょうか。

居場所を必要としている子どもってどんな子どもでしょうか?


何年か前から「サードプレイス」という言葉を時々聞くようになりました。

第1の居場所が家、第2の居場所が職場や学校、それ以外の第3の居場所をサードプレイスと呼ぶのですが、まちづくりにおいてそのサードプレイスが重視されるようになっているのです。

でも、家や学校を居場所とすることができない子どもの存在を忘れていませんか?


1月7日に開催された相模原市総合教育会議のテーマは「放課後の居場所づくりについて ~子育て環境の充実~」でした。

私たちは、自分たちの子どもの不登校を通して、登校しない場合の「昼の行き場所のなさ」をしみじみ感じていることもあり、いま検討が必要なのは「放課後」だけではなく「日中」も含めた居場所だと考えています。

傍聴には行けなかったので総合教育会議でどのような話し合いがされたかはまだ分かりませんが、「放課後」という範囲をつけない「居場所」が必要だということに気づいて話し合いをしていてほしいと思います。

先に示した中学校でのワークショップも、中学生に「困っていること」を聞いたようですが、学校に行けないほど困っている子どもの声を聞く機会は設けられていません。(ワークショップ実施校の敷地内に相談指導教室があるというのに!)


これまで何度か記事に書いてきましたが、八王子市などは給食センターを学校に行きづらい子どものための「居場所」として活用しています。ホームページにもはっきりと「本市における不登校支援の一つとして、学校給食センター内で作った給食を提供し、『第二の居場所』として給食センターを開放しています。」と記されています。

立川市も今月から長期欠席児童生徒への給食提供を拡大。立川市給食センターインスタグラム


八王子市や立川市が行なっているこの事業、相模原市に新たに造られる給食センターに求めるのはもちろんのこと、現在ある3つの給食センターでもすぐに導入できないのでしょうか?

給食センターには食事をできるスペースがなかったとしても、公民館や児童館などの公共施設で実施することもできるのではないかと思うのです。

例えば、上溝学校給食センターであれば、上溝公民館、星が丘公民館、陽光台公民館、光ヶ丘公民館、田名公民館、四ツ谷児童館などであれば車で10分以内ですし、やりようがあるのではないかと思うのです。(毎日全ヶ所で実施ということではなく、曜日ごとに開催場所を変えるなどの方法で近隣のどこかで実施できたらいいですよね)


パブコメ募集中の子ども・若者応援プランには「公民館」は「子どもの居場所」として記されていません。

しかし、相模原市社会教育委員会議が2023年12月に作成した研究調査報告書には「もっと子どもたちが安心できる居場所になる公民館」と記されています。

学校に行けない子どもたちは昼間の居場所のなさに不安を感じています。お昼ご飯を食べに行くことをきっかけに子どもたちが公民館を「安心できる居場所」と感じてくれるようになったら、公民館の事業の幅も広がるのではないでしょうか。


なんだか話がアチコチに行ってしまったような気もしますが、今月私たちが最も伝えたいことは「子どもの居場所を考えよう」ということです。

そして「給食はその手助けにもなるよ」ということも多くの方に知ってもらいたいです。

そして、知ることによって何かそれまでとは違う行動を一つでもしてくれたら、少しずつ何かが変わっていくのではないかな?と思うのです。

もし何か行動ができたらぜひ #相模原給食アクション のタグを付けてSNSに投稿をお願いします。

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