現在、相模原市は中学校の全員喫食の給食のために市内の南部と北部、2ヶ所の給食センターを建設中です。
鵜野森公園に隣接している旧東清掃事業所は元々あった建造物の解体が必要だったのですが、その地下構造物からまたしても異物が発見されました。
前回は、8月にダイオキシンを含んだ焼却灰が発見され、その処理のために建設が半年以上遅れる見通しだと発表されました。その時に書いたブログがこちら↓
そして今回発見されたのはPCB(ポリ塩化ビフェニル)。
市の発表資料を元に神奈川新聞が取り上げています。
PCBはカネミ油症の原因物質となった非常に危険な物質です。国の指導により適切な処理をされていなければならないもので、高濃度PCB廃棄物の処理期限は2023年3月31日まで(特例処分期限日 2024年3月31日)となっています。
東清掃事業所が稼働中にどのような物質を扱っていたのか、稼働停止後に建物内に残ったものをどのように処理してきたのかは調べていないのでわかりません。しかし、適切に処分されているべきものが期限を過ぎても残っている状態であったことは、大きな問題であると考えます。
そのような危険な物質を扱っていて、処分もせずに残していたような場所に子どもたちの給食を作る施設を建てようとしていたことに不信感を持たずにはいられません。
相次ぐ異物の発見でいつになったら旧東清掃事業所の解体が終わり、給食センター建設を始めることができるのか見通しが立たない状態です。
「早期開始」のために給食センターと決めたことは本当に正しい判断だったのでしょうか。
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