日頃、学校給食について「保護者目線」で考えることはできますが、現場の先生方のご意見や状況を知ることはなかなかできない私たち。
先生方との交流を持てる絶好のチャンスと思い、7月11日に開催された「相模原の子どもと教育を考える会」の集会に参加してきました。
相模原の子どもと教育を考える会も、私たちと同じく、相模原市が検討していた「小学校同士の親子方式の給食」への疑問が会発足のきっかけ。教職員の皆さんが中心となって発足した会なので、小学校同士の親子方式の話が立ち消えた後は給食に限らず学校教育についての様々な問題を取り上げ、学習会や行政への要望活動等を行なっていく会として存続しています。
集会では、現役の小中高校の先生方、学童経営をされている方、私たちのように市民活動をしている方…様々な方のお話を聞き、相模原市(に限定した話ではないな、と思えることも含め)の子どもたちを囲む教育環境について知ることができました。
私も発言の機会をいただいたのですが、話の途中で現役の中学校の先生にしていただいた話が印象的でした。
「中学校で昼食欠食の生徒が存在するという話を聞いているのですが、現役の先生はそのような生徒さんの存在に気付かれることはありますか?」と質問を投げかけたところ
先ほど話した困窮している家庭の子(その前にその先生は「困窮家庭の生徒で学習についてこれていない子がいる」という話をされていました)は昼食を持ってこられない事もある。その時はその子はただ座っているだけ。
という回答をいただきました。
以前、ブログに書いた“冷凍食品が嫌い”という理由での昼食欠食の生徒とは別の学校での話です。
相模原市は昼食を用意することができない家庭には無償でデリバリー給食を提供することになっていますが、やはりその支援では行き届いていないということがまた明らかになってしまいました。
集会を経て、7月25日には「世話人会」が開かれましたので、厚かましくもそちらにも出席させていただきました。
今後、会としてどのような活動をしていくのか、学習会のテーマ等の議論がされ、中でも給食については先生方も注目しているということが確認できました。学習会が開かれる際にはこちらでもお知らせさせていただきます。
集会、世話人会を経て、相模原の子どもと教育を考える会のニュースが作成されましたので、掲載させていただきます。
相模原の子どもと教育を考える会では、少人数学級を求める署名も募っています。
給食指導を嫌がる先生の意見も目にすることがありますが、少人数学級になり、先生も心身のゆとりを持てるようになったらそのような意見も減るのではないかな?と期待も込めて、私たちからも署名のご協力を呼びかけたいと思います。
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