相模原市の子育て世帯向けの食材配布の詳細が発表されましたのでお知らせします。
支援を必要としている方に情報が届きますように。
今月から変更されたこととして注意が必要なのは、申し込み開始日です。
これまでは、配布日の2週間前に申し込みが開始されていましたが、今月からは毎月5日午前8時〜11日午後9時となります。
また、4〜7月に利用したことのある方の申し込みは7日からになります。
これまでの事業実施の経験から、様々なことを考慮して改善をしてきた結果だとは思うのですが…考えすぎて複雑になりすぎているような気もします。
この食材配布の対象となっているのは、支援が必要なご家庭です。複雑な制度を読み取って、事前に申し込みをする……デリバリー給食の制度ともよく似ている気がします。
事前の申し込みなど不要で、学校に行くだけで給食が出てくる小学校給食と同じように、中学校給食も食材配布支援も、そこへ行けば支援が受けられる制度であってほしいと思います。
また、今回の期間の会場受け取りの場所は、
8月→緑区西橋本
9月〜11月→南区原当麻駅周辺
と、偏りがあります。この点もまだ改善の余地があるように感じます。会場受け取りの会場の確保が難しいのであれば、自宅受け取りを増やせばいいと思いますが、そうすると今度は配布に行く人員の問題が出てきたりするのでしょうね。改善のための何かいいアイデアなどを持つ方がいらっしゃるといいのですが…。
TwitterでよくRTさせていただいているのですが、民間の団体さんの食材配布は「どなたでもどうぞ」と呼びかけています。子どもだけで行くこともできます。受け取り時に児童扶養手当受給者証の提示は要りません。それにより、食材やお弁当を受け取っているのは困窮世帯に限らなくなり、貧困の見える化を防ぐことが出来ています。戦後、全国で広まった学校給食が全員喫食の給食となった理由と同じです。
相模原市の食材配布は、食材に限りがあることや平等性を求めた結果、対象がごく限定され、煩雑な制度になり、貧困の見える化を防ぐために配布場所まで隠して発表することになっています。
緊急事態宣言の発出により、相模原市の公共施設は8月6日から閉鎖されるところが多くあります。中には、子ども食堂なども予定されていた場所もあるでしょう。
給食のない夏休みを不安を感じて過ごしている家庭もあります。
どこか、シティセールスのための施策に見えてしまう相模原市の支援事業。
本当に困っている人のために、と限定することが実は困っている人のためにならないこともあるのではないかと感じています。
皆さんはどう思いますか?
0コメント