皆さんは本村市長のFacebookをご覧になっていますか?
旧東清掃事業所は、中学校給食センター建設予定地です。センター建設に関する説明が聞けると思い、22日の説明会に行ってきました。
受付名簿には、記名欄と所属自治会にマルを付ける欄がありました。私は大野中地区の住人ではないので「その他」にマル。そこで「あぁ、やはり地区の方が対象なんだな」と気付きました。市長の投稿では公園のグラウンドが使えなくなることが記されているので、対象は公園利用者全体であるはずなのに。
次に気付いたのは、今回の説明会は「建設工事」の説明会ではなく「解体工事」の説明会であるということ。市長の投稿から「給食センター建設工事」の説明もあると読み取っていたので、そこは完全に勘違いしていました。
説明会に出席していたのは、清掃施設課の市職員数名と、解体工事の共同事業体の東亜建設さんと入江建設さんからそれぞれ数名。公園の工事なのに、公園課がいない。給食センターの建設のための解体なのに学校給食課がいない。これは一体なんのための説明会なんだろう?説明開始前から一抹の不安が脳裏をよぎりました。
説明会は東亜建設さんから、期間や手順、アスベストの処理、鉛汚染土壌の処理、工事車両が通行する道路について、園路に設置される囲いの範囲や高さについて等、1時間ほどかけて丁寧なご説明をいただきました。現場は公園、市民プール、学校や児童館などが近くにある立地です。安全・安心のために最大限の配慮をしてくださっていることが感じられました。
そして質疑応答の時間。
地元の方からは、工事に関する質問が出るのかと思いきや、まず最初の質問は以下の内容。
Q.ラジオ体操の会で土日にグラウンドBを使用している(平日はグラウンドAを使用)が、グラウンドBが使えなくなることは最近まで知らなかった。
グラウンド使用者への説明は事前にあったのか。また、2年半の工事期間に使える代替施設はないのか。
驚きました。
私は大野中地区のまちづくり会議の会議録も見ていたので、地元の方や公園利用者への周知はされているものと思っていました。
しかし、実際は知らされていないことへの不満を持つ市民がいることが判明。
それに対する市の答えは
A.今日は「解体工事」に関する説明。グラウンドについての所管は公園課なので、今日はその質問に答えることはできないので持ち帰らせていただく。
ほら言わんこっちゃない。
解体工事の担当課だけで説明会が成り立つわけがないと思っていましたよ、私は。
子どもが通る通路の安全確保、鵜野森プール利用者への配慮、粉塵や土壌汚染のデータの公開を求めることなど、たくさんの質問が出ていました。地域住民ではない私は、地域の方の質問を優先すべきと思い、質問の手が上がらなくなるまで発言を控えていました。
質問が落ち着いたので、私も発言させていただきました。
Q.私は地域住民ではないから今回の説明会のことを市長のFBで知った。地域の方にはどのように知らせているのか。おそらく自治会を通じて知らせていると思うが、公園利用者は主に子ども。子育て世帯の自治会加入率は高くないと思われるので、自治会への周知では不十分と考える。また解体工事で通行するトラックは最大で30台ほどとの事だが途中から給食センター建設が始まるとさらに増えることになる。その台数がわからない状態での説明会はおかしい。公園利用者の質問に答えられる職員がいないことにも驚いている。25日に行われる説明会には可能であれば、公園課と学校給食課の職員さんにも参加をしてもらいたい。
市の回答は
A.説明会の周知は地域情報誌と自治会の回覧を利用した。25日も今日と同じ人員で対応する予定である
とのことでした。
私の知る限り、地域情報誌も基本的には自治会回覧で回ってくるものです。
説明会の対象は自治会会員だけではないはずです。
私の質問の後には
Q.持ち帰ると言っても、その回答はどこで見ることができるのか。今日の説明会も回覧で回ってきたが、その回覧は今日回ってきた。私より後の人には今日の説明会開催は知らされていない状態。回覧は一方的なもので市民の意見を届けるものではない。
Q.グラウンド閉鎖はいつ決まり、どのように発表したのか。
という主旨の発言をしている方もいらっしゃいました。
市の回答は「まちづくり会議や自治会長会議で伝えてきた」というものでした。しかし、実際にはグラウンド利用者には閉鎖についての情報が届いていなかったのです。
これに似た光景を何年か前に見たことがあります。
淵野辺駅南口再整備計画の説明会の光景です。
まちづくり会議と自治会の幹部などの一部の市民に伝えたことで「市民に伝え、合意を得た」と考えてしまう行政。そのやり方は大間違いであったことを公園課は経験しているはずです。しかし、また同じ失態を繰り返してしまったのです。
説明会に足を運んでいたのは おそらく20人弱。その方たちからの意見を聞いたとしても、それはやはりほんの一部の市民の声。その市民の声を集めるのが仕事のはずの市議会議員の姿で私が確認できたのはたった一人、保々議員だけでした。
旧東清掃事業所跡地の利用については、地元の大野中地区からは給食センター以外の活用を望む声が上がっていました。それなのに、決定事項として給食センターになることが突如伝えられた経緯があることはまちづくり会議の会議録で確認済みです。
その時も地元の方はショックを受けたでしょう。
そして今回の説明会。グラウンド使用停止の話を聞いてまたショックを受けた方がいます。
どうにか、グラウンドの一部でも使えるようにできないか、とその方は要望をしていましたが、公園課の職員さんが不在では市は答えることができません。
児童館の方からは子どもの安全を不安視する声がありましたが、学校給食課の職員不在では給食センター建設期間や走行するトラックの台数が不明です。
説明会終了後、私からはさらに敷地内で発掘された遺跡について話をさせていただいたので、文化財保護課の職員さんにいて欲しかったです。
これらのことを踏まえて、今月の#相模原給食アクション は
・旧東清掃事業所解体工事説明会に行こう
・説明会に関係各課も参加するよう要望を出そう
の二つにしたいと思います。
工事車両は旧16号線を走行することはないとの事ですが、16号線を走行するトラックが増えればその影響は旧16号線にも出るでしょう。そういったことは地元に住んでいる方の参加がないと実態把握は難しいでしょう。なので、まず大野中地区、古淵周辺にお住まいの方には一人でも多くの方に説明会に興味を持っていただきたいです。
そして、工事車両の出入り口は鵜野森プールの出入り口の先になります。先述したように、グラウンドBは使用できなくなりますので、その影響はグラウンドAや鵜野森公園を利用している方にも出てくるでしょう。なので、鵜野森公園を普段利用している方にも説明を聞いておいてほしいです。
そして、職員さんや議員さんには一方的に決定事項を説明する場ではなく、説明会参加者からの声を聞く場として捉えていただきたいので、関係各課の職員さんの参加を要望する必要があります。休日出勤になってしまいますが、無関係でいられるわけがない内容です。市民の声を正確に受け取るためにも、最低でも公園課と学校給食課の参加はあって然るべきです。
私たちからも要望は出しますが、これも一人でも多くの方からの声が届くことで実現しやすくなると思いますので、このブログを読んでくださった皆さんからもぜひ市に意見を送っていただきたいです。
公園課、清掃施設課への要望はこちら↓
学校給食課への要望はこちら↓
要望は、問い合わせフォーム、電話、ファックスで送ることができます。
説明会まで日にちがかなり限られた中ではありますが、多くの方に参加していただきたいアクションです。
ご協力をよろしくお願いいたします。
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