議廻奇譚、7人目は岡本浩三議員です。
写真 公式ホームページより
2019年当選 1期目
会派:公明党相模原市議団
岡本議員の主な政策は上記5点。その中で、子どものことに焦点を置いているのは以下2点。
- 少子化対策、不妊治療への支援の充実を目指します!
- 未来の宝である子どもたちの学ぶ環境の充実を目指します!
子どもたちの学ぶ環境の充実を目指しているのであれば、その環境の中心である学校での食事についてはどのようなお考えをお持ちなのでしょうか。
ワクワク・・・
と、期待したのですが、議会での「給食」についての発言は残念ながら0回。
では、前任の米山議員から何か引き継いでいないかと米山議員の発言も確認したのですが、現在の中学校給食の改善に関わる発言は見当たりませんでした。
少子化対策についても、相模原市が「子育てをするまち」として選ばれないと、「不妊治療は支援があるから相模原で。出産後は別のまちで」なんてことが起きてしまうかもしれません。
さて、では視点を変えるためにここでもう一度岡本議員の政策を見てみましょう。
給食に直接関連するとは思われないかもしれませんが、政策の1つめに
「防災・減災に力を入れ、安全・安心なまちづくりを目指します!」
とあります。
私たちは今までも給食と防災との結びつきを発信してきました。
2月の #相模原給食アクション 〜給食設備を防災に活かそう〜
10月の #相模原給食アクション
給食施設は防災施設ともなりうることに着目していただけると、今の方式を変えることが「安全・安心なまちづくり」にもつながると考えていただけるのではないかと思います。
その他、議会では「ヤングケアラー」についての質問と要望もありました。
まとめの要望の部分だけ引用します。
2020年12月 定例会議 一般質問
◆岡本浩三議員
ケアラーやヤングケアラーの実態を掌握するとともに、当事者が直面する困難を認識し、支援の手を差し伸べることが必要と考えます。アウトリーチ型の相談支援の方法に取り組むなど、ケアラー支援をより進めることを要望いたします。ケアラー本人だけではなく、家族全体の支援を考えるため、関連する様々な機関と連携を行う必要があります。所管や部門を超えた支援体制づくりを要望いたします。
この日の答弁により、相模原市内には市が把握できているだけで15人のヤングケアラーが存在していることがわかりました。
その中には中学生のケアラーもいるでしょう。
Twitterにも書いたのですが、家族の介護をしている中学生も、学校で給食を食べるために事前入金や注文などの手続きをしなければならないのが現在の相模原市の中学校給食の方式です。その負担を少しでも軽減させようと思うのであれば、全員喫食の学校へ行くだけで給食が出てくる環境を整えることが必要なのではないでしょうか。
そんな子にとって、給食の事前注文は負担ではないでしょうか。きちんと事前入金や申し込みができているでしょうか。
— 相模原の学校給食をよくする会 (@sagami9449) April 12, 2021
それができていないとすると、お弁当作りの負担もかけていることになるでしょう。それができずに学校に行けないなんてことは起きていないでしょうか。
ヤングケアラーの問題と、選択制デリバリー方式の問題がつながっていると考えると、給食問題の当事者はぐっと増えると思います。
— 相模原の学校給食をよくする会 (@sagami9449) April 12, 2021
あなたは今はお子さんのお弁当を作れるかもしれませんが、お子さんが卒業するまで介護が必要な状態にならないと断言できますか? https://t.co/nyLg0JeyS8
岡本議員はTwitterやFacebookからの情報発信もされていますし、相模原駅や上溝駅など駅頭に立っての活動もされています。
市民と接触する機会は多く持っていると見受けられますので、給食に関する市民の声も集めて議会へ届けていただきたいと思います。
0コメント