(前編の続きです)
相模原市議会の市民文教委員の皆さんが、川崎市の学校給食センターの視察に行ったことを受けて、私たちは委員の皆さんに質問状をお届けしました。
これに対して、6名の議員さんから回答をいただくことができました。(委員は10人)
※2月2日に3名の方から回答をいただきましたので、合計9名になりました。
議員の皆さんが何を感じ、どうすべきと考えているのか、多くの方にも知っていただきたいので、回答の要約を公開します。
※会派でまとめた回答をくださった方もいるため、回答人数と回答数は一致していません。
※私たちが重要と感じたところに太字等の加工をしています。
(Q1〜Q5は前編に掲載しています)
Q6 中学生から中学校給食についての話を直接聞いていますか?
- よく聞いている 7人
- 聞いたことがある 2人
Q7 小中学生の保護者から中学校給食についての話を直接聞いていますか?
- よく聞いている 7人
- 聞いたことがある 2人
Q8 愛川町や八王子市が給食の方式をデリバリー方式から見直していますが、このことについてどう思いますか?
- 本市もスピード感をもって検討してほしい。
- 子どもたち、保護者、市民の意見、要望を受け止めて改善の方向へ進むことが大事。
- 喫食率は低下しているとのことから見直しをしていることなど、各自治体で現状をとらえることが必要なことだと思う。
- 市民からも多くのご意見を頂いていることは承知しており、近隣では町田市においても今後、新たな方法を検討するとの答弁を受けたことも承知している。本市においては課題は多岐にわたるが、今後も議論を行っていきたいと思う。
- デリバリー方式が内在する限界の克服
- 愛川町や八王子市の状況等について、生の声を聞きたいと思っている。個人的には、愛川も八王子も関係が深く、私的に情報収集している。
- 適宜、地域の状況により学校給食の在り方や方式の検討は必要だと考える。
Q9 相模原市の中学校給食はどの方式で実施するのが良いと思いますか?
- 選択制デリバリー方式…0件
- 全員喫食のデリバリー方式…0件
- 親子方式…0件
- 自校方式…0件
- センター方式…4件
- いくつかの方式を合わせたハイブリッド方式…4件
- その他…3件
(その他)
どの方式がいいか、専門家や市民の意見を交えて答えを生み出すのがよい
理想:自校方式。 現状での最適:いくつかの方式を組み合わせたハイブリッド方式
Q10 最後に、相模原市の中学校給食について、ご自由にご記入ください。
(こちらの質問は、いただいたご回答の文章を固有名詞などを修正した上でそのまま転載しています)
- 食も含めた学校教育の公平性、環境整備の合理性をもとに大きく舵を切らなくてはならない状況がある。
- 市内の中学での自身の経験、地域の子どもたちや保護者、先生や学校の話、教育委員会の認識、等を自分で実体験として総合的に考えた結果、本市の状況は、「いろいろ改善したり、やりたいことは沢山あるが、実際に取り組むにはその前の課題が多すぎる状況」と思っています。中学校給食もその中の取り組むべき課題の一つですが、その必要性は認めつつ、お金がないからできない、は許されないと思います。GIGAスクールが今回、大きく前進した背景に国の施策展開があり、中学校給食も、川崎市のような都市構造にない本市の場合、国の施策への働きかけや県や民間との連携など、更なる知恵の出し方が必要と考えています。子どもたちの為なので、給食はじめ様々な課題にスピード感を持って取り組みたいと考えています。
- 私も中学校に通う息子がおりますので、学校給食につきましては、同世代の方々から改善をして欲しい等のお声も頂戴しております。今後、人口減少を見据えるなか本市の学校規模のあり方も検討していく必要もあります。引き続き、市民の声を届けていく所存ですので、ご理解の程宜しくお願い致します。
- 少子化が加速しています。 また、貧困、格差が子供たちに影響を与えてはならないと考えます。 学校での給食は教育として、最善のものを提供できること、すべての子どもたちの等しい発育、成長を保障することが国、自治体の責任として行うべきです。
- 相模原市の実情に合わせて、方式を組み合わせて実施するのが良いと思いますが、会派としても最終的な学校給食の在り方については検討中です。
質問と回答は以上になります。
お忙しい中、質問に真摯に向き合って回答をお寄せくださった議員の皆さまに心より感謝申し上げます。
そして、どの方も給食のことを真剣に考えてくださっていることがわかりました。
というわけで、次の行動につながるのです……
(次回に続く)
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