今年度から、相模原市で雪印メグミルクの牛乳を提供している小中学校では牛乳のストローレス化が始まりました。
昨年12月の相模原市議会において、公明党相模原市議団の後田議員の質問への答弁で、2023年度からストローレス容器に変更になることが明らかになっていました。容器は変更になるけど、ストローを使うことも可能な容器とのことで、本当にストローレスが実施されるのかははっきりしていませんでした。
そして新年度になり、給食が始まってすぐに相模原市内の小学校の現役教員からこんなLINEが届きました。
相模原市がストローレスと称して、ストローの廃止をし、牛乳パックの直飲みに4月から変更しました。今日懇談会で、飲みにくい、マナー上よくないなど意見が出され、コップやストローを持ってきてよいかと言う話になりましたが、学校は衛生的にの一点張り。市もいきなりストローレスはないよなと思いますが、みなさんどう思われますか?かなり保護者の中でくすぶっているようです。
私も中学生の娘がいる保護者ですが、ストローレス化について学校からのお知らせは受け取っていません。
当会のメンバーの子どもが通う中学校ではこんな通知が配布されたとのこと。
プリントにはこちらの動画のリンク。
いつもお世話になっている相模原の子どもと教育を考える会の皆さんに伺ってみると、ストローを使う・使わないの判断は学校によってまちまち。
最初からストローを使わずにすべての児童がパックからの直飲みを導入した学校、学年ごとに時期をずらして徐々に導入する学校、ストローを使っても使わなくてもいい「選択制」を取った学校。
ちなみに私の娘の中学では生徒にはストローレスのことは何も話がなく、普通に今までと同じようにストローを配っているそうです。ストローレスパックになったことを私からの話で知っていた娘は、とりあえず普通の飲み口にストローをさして飲み、飲み終えてから直飲みする飲み口を開けてみて「これは飲みにくいな」と思ったそうです。
でも、全国的…いや、世界的にプラごみを削減しようとしているこの時代。
後田議員は2022年の9月議会では具体的な削減量も提示してストローレスの導入を求めています。
現在、本市の学校給食用牛乳で使用されているプラスチックストローは1本当たり重量が0.5グラム、相模原市の1日の学校給食時のストローの使用本数は約5万本、年間給食日数が190日と伺っています。そうなると、給食だけで約4トン以上のプラスチック削減になります。
4トン!動物に例えると、シロサイやアジアゾウと同じ重さのようです。
しかし、やはり冒頭で紹介した先生からのLINEのように、飲みにくさやマナーの心配をする保護者は少なくないでしょう。また、倒しただけで溢れる形状なので、先生方の給食指導もよりしっかりとしなくてはならなくなるでしょう。コップで飲むことやパックの形状の変更を求める声も上がって当然だと思います。
そこで、今月の給食アクション
「ストローレス牛乳から考えられることをつぶやこう」
でいかがでしょうか。
小中学生のお子さんをお持ちの方は、ストローレスの現状について、お子さんと話をしてみたり、学校からどんな説明があったのかを聞いてみる。また4トンものプラごみ削減効果について話してみるのも良いですね。
ストローレスによって得られるメリットだけではなく、マナーなどについてを話題にするのもいいかもしれません。
飲みにくさや、こぼしそうという心配を解決するための手段について考えてみてもいいですね。
そんな風にお子さんや身近な方と話したり考えたりしたことをSNSでもちょっと呟いてみてください。そこからさらに発展した話につながるかもしれません。
それから、ぜひやってみてもらいたいのが「ストローレスチャレンジ」。
200mLの牛乳を買ってみて、直飲みしてみてください。よろしければ、その感想もぜひSNSにアップしてください。
SNSに投稿する際は、#相模原給食アクション のタグを付けるのをお忘れなく。
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