給食費未納率アンケート ツイッターアンケートからわかる給食の印象①

気になることがあり、7月6日にツイッターでアンケートをしてみました。
そのきっかけとなったのがこちらのツイート↓

相模原市内の小学校の給食費の保護者による手集金の問題についての内容でした。

給食費の保護者による手集金は上記ツイートにも例が挙げられていますが、いくつかの問題点があり、その改善策としては、給食費の支払方法を口座引き落し等に変えることなどがあげられます。それらの方法を選ばず、なぜ手集金による集金をしているのかと言うと、未納防止の観点が理由のひとつに挙げられます。口座引き落しに変更すると、未納率が上がると言うデータもあるのです。

このツイートで引用したツイートに貼ってある記事は、Yahooニュースにも掲載され(現在は期限切れにより記事は消えています)、「給食費未納・滞納」についてが話題になりました。

未納・滞納者が話題になると、「給食費を踏み倒す保護者がいる」という認識が広まり、それがなぜかいつのまにか「給食費を踏み倒す保護者が多い」に変わってしまう現象も何度も見てきました。

しかし、以外と知られていない給食費未納率の実際の数値。

跡見学園女子大学の鳫 咲子先生の著書「給食費未納」に未納率が記されていましたので、私たちは実際の数値を知ってはいたのですが

私たちのツイートをご覧になっている皆さんは、給食費未納率についてどのようなイメージを持っているのか知りたくなり、軽い気持ちでTwitterのアンケート機能を使ってみました。

質問の内容は


《相模原市の令和元年度の小学校給食の給食費未納率はどのくらいだと思いますか?》

選択肢は以下の3つ

  • 0.04%
  • 0.4%
  • 4%

正解は、2020年9月の市議会、小田議員の一般質問への答弁から、0.04%であることがわかります。

しかし、アンケートの回答は驚きの結果に。

なんと、実際の100倍もの数字を選ぶ方が大半だったのです。

同時に、引き落としをしている政令指定都市での給食費未納率を問うアンケートもしてみたのですが、こちらの正解は1〜2%なのですが、正答率は35%と決して高くない結果に。実際の数値の10倍と考えている方もいることがわかりました。

なぜこのようなことが起きてしまうのかはわかりません。

「なんとなく」のイメージで「給食費未納者って多いんでしょ?(それも払えるのに払わない人が多いんでしょ?)」と思い込んでいるのでしょうか。

子どもの貧困率が16〜17%と言われているのでその数値により近いものを選んだのでしょうか。

(ツイッターアンケートの特性上、回答結果を見るために適当な選択肢を選んだ方もいるかもしれませんし、回答数は少ないのでその影響は大きく出てしまいます)

実際の数値である0.04%、1〜2%が多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれだとは思いますが、実際の数値も知らないままにイメージで発言することは良いことではないと思います。

このアンケート結果を見て、私もファクトに基づく情報発信を心がけようと改めて思いました。


と、7月のアンケートをまとめられないまま、先日別のアンケートを実施してみたところ、また衝撃の結果を目の当たりにしてしまいましたので、慌ててこの記事を書き上げました。次のアンケートの結果については次のブログに書きます。現在選挙戦まっただ中の横浜市長選にも関わる内容です。

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