方式による残食率比較

※この記事は2018年11月に前ブログで書いた記事です。


給食の方式による比較、今回は残食率についてを見ていこうと思います。
まずは、こちらの表をご覧ください。


平成28年度の給食残食率のデータです。(単位は%) 10%〜19%のものを青、20%以上のものは赤で色を付けてみました。

自校式だけがどこにも色が付いていません。

相模原の豊かな学校給食を考える会の山本代表は「残食率が給食の成績表だ」とおっしゃっています。見事に成績に差が付いているのが一目でわかります。

自校式の給食の残食率は全てが一桁。センターやデリバリーは主食や牛乳以外は殆どが二桁。中には40%を超えるものまで(城山給食センター、中学校の野菜類)。 

小学校の方も見比べてみるとやはり、自校式の良さがより強く感じられる結果になっていると思います。


この差がなぜ生じているのか……

 味?
 温度? 


これは、どちらの給食も経験したことのある先生方に伺うと何が原因なのかがわかるかもしれません。
現役の先生方でも、引退された方でも、育児休暇等で休職中の方でも構いません。もし、よろしければお話を聞かせていただければ、と思います。 


しかしこの残食率。

給食は子どもたちの成長に必要な一食分の栄養として計算され作られているはず。残さず食べてこそ、栄養士の仕事が成立するはず。 

相模原市では現在(2018年現在)、小学校同士の親子方式への転換を検討しています。
親子方式とは、言わば小さなセンター方式。

今のこの残食率の低い自校方式の給食をやめてまで効率・経費削減重視の親子方式に転換する事に、私たちは強い違和感を感じています。

小学校に自校方式の給食室があるのなら、近くの中学校との親子方式をできないでしょうか?

小学校と中学校の親子方式なら、給食室を新設するための敷地を確保することが難しい中学校でも温かい給食が実現できるのでは?中学校の残食率の減少にも期待が持てます。

市にはもっと色々な視点から比較検討をしてほしいと思います。

皆さんはどのような給食の方式が子どもたちのために最適だと思いますか? 

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